中年サブスリーランナーのひとりごと

30代一児の父が、5000m14分台、サブ2.5を目指すブログ

ショック!福岡国際マラソンが今年で終わる

ショッキングなニュースです。福岡国際マラソンが今年で終わってしまうんです。

f:id:yu-ponkun:20210327105842p:plain
出典:時事通信

日本陸連は26日、福岡国際マラソンが今年12月5日に開催予定の第75回大会を最後に終了すると発表しました。
数々の名勝負を生み出し、実質的に世界一を決める国際マラソン大会であった歴史ある大会が終了してしまうのは、本当に残念です。

今回は、福岡国際マラソンの歴史と、私の記憶に残っている大会についてご紹介します。

福岡国際マラソンの歴史

f:id:yu-ponkun:20210327144403j:plain
出典:福岡国際マラソン公式サイト

福岡国際マラソンは、1947年から福岡県の福岡市内で開催されている男子のフルマラソン大会です。
世界陸連からは最高位の「ゴールドラベル大会」にも認定されており、平和台陸上競技場をスタート・ゴール地点とする、42.195 kmのコースで行われています。
ちなみに、第1回大会は、日本で「マラソンの父」と言われた金栗四三の功績をたたえる『朝日マラソン』として、1947年に金栗の地元熊本市で開催されています。
その後、開催地が毎年変わっていましたが、第13回からは、開催地が福岡に定着しました。
第21回、第35回大会で2つの世界記録が誕生しています。

記憶に残っている大会

福岡国際マラソンの思い出◆ ・第54回 藤田敦史vsゲザハン・アベラ
・第55回 清水康次vsゲサハン・アベラ
・第57回 国近、諏訪、高岡の三つ巴の戦い
歴史ある大会なので、人それぞれ思い出の大会はあると思います。今回は、私の記憶に残っている3つの大会をご紹介します。

第54回 藤田敦史vsゲザハン・アベラ

f:id:yu-ponkun:20210327145312j:plain
出典:日刊スポーツ

この大会は、私が初めてちゃんとマラソン中継を最初から最後まで見た大会なんです。
それまでマラソンは『退屈な大会』だと思っていたんです。 
しかし、この大会の藤田敦史さんの衝撃的な日本新記録で、私のマラソンのイメージは一変しました。
この大会は、同年のシドニー五輪の金メダリスト、ゲザハン・アベラ選手が出場するということで注目されていた大会でした。
前半は5キロ15分前後のペースで進み、折り返し点以降は藤田、アベラのマッチレースとなりました。
36キロ過ぎに、藤田敦史さんは鮮やかなスパートでオリンピックの金メダリストを置き去りにすると、35~40キロは14分44秒、最後の2.195キロは、5キロに換算すると、14分32秒という、驚異的なペースで押し切り、2時間6分51秒の日本新記録を樹立しました。

ゴール予想タイムがどんどん早くなっていくのを見て、鳥肌が立ったのを覚えています。私にとって本当に衝撃的な大会でした。

第55回 清水康次vsゲサハン・アベラ

f:id:yu-ponkun:20210327152517j:plain
出典:福岡国際マラソン公式サイト

清水康次さんは、私の高校の大先輩なんです。世界陸上ラソン代表に3回選出され、99年世界陸上ラソン7位入賞の実績を持つ名ランナーです。
この大会では、前年の世界陸上ラソン金メダリストのゲサハン・アベラ選手に注目が集まっていました。オリンピックと世界陸上で金メダルを獲得したのは、アベラ選手が初だったので、注目されて当然ですよね。
その他では、トラック種目の3000、5000、1万メートルの日本記録を持つ高岡寿成さんの初マラソンとしても注目が集まっていました。

レースは25キロ以降カギカ選手が後続を大きく引き離します。
そのカギカ選手を清水康次さんが集団の前に出て追いかけて36キロ付近で追いつきます。
気温が20度近くまで上昇した影響で、後半はスローペースとなりました。
40キロで高岡選手が遅れ、以降は清水選手とアベラ選手の一騎討ちに。
勝負はトラックまでもつれ込み、残り200mでスパートしたアベラ選手が優勝しました。
清水選手は3秒差の2位、高岡選手は初マラソンサブテンを達成しました。

第57回 国近、諏訪、高岡の三つ巴の戦い

f:id:yu-ponkun:20210327154324j:plain
出典:福岡国際マラソン公式サイト

この年の福岡国際マラソンは、アテネ五輪の代表選考会の初戦の大会でした。
30キロまでは大きな集団でレースが進みました。
38キロ過ぎで、当時の日本記録保持者の高岡選手がスパート。しかし、まだ勝負はつきません。
力を温存していた国近選手が40キロ過ぎでトップに立ち、諏訪選手との一騎討ちに。高岡選手はここで遅れだします。
国近選手は、残り1キロを切ったところで諏訪選手を振り切り、2時間7分52秒で優勝を飾りました。
3秒差の2位に諏訪選手、高岡選手は国近と7秒差の3位でした。

この大会では、国内マラソンで初めて、10位までが2時間10分を切ったハイレベルな大会となりました。

シリアスランナーの目標とすると大会

f:id:yu-ponkun:20210327163002j:plain
福岡国際マラソンは、シリアスランナーの目標とする大会です。今年で終わってしまうのは本当に残念です。
世界的に見ると、東京マラソンのようなシティーラソンが主流で、福岡国際マラソンのようなシリアスランナー向けの大会の方が珍しいようです。
近年はスポンサー離れなどが進んでいたようで、これも時代の流れなのかもしれません。

びわ湖毎日マラソンも、今年の第76回大会を最後に終了し、大阪マラソンと統合されます。
これからもこういった流れが加速して行くかもしれませんね。

私たち市民ランナー憧れの大会がまた一つ、長い歴史に幕を降ろすことになりました。

まとめ

福岡国際マラソンが今年で終わってしまうということで、多くの方が衝撃を受けたのではないでしょうか。
エリートランナーだけのマラソンは減っているかもしれませんが、規模の大きなマラソンは増加傾向にあります。
福岡国際マラソンも、何かのマラソンと統合される形になるんでしょうか。
いずれにしても、私のマラソンのイメージを変えてくれた福岡国際マラソンが終わってしまうというのは、悲しい限りです。
しかし、悲しんでばかりもいられません。私たち市民ランナーには、目標達成の場がまだ多く残されているんです。秋以降には多くの大会が開催されるので、自分たちの目標に向かって頑張っていきましょう。

ではでは。


マラソン・ジョギングランキング